旅館夕食

焼肉食ったら蔵王に移動して、今年は正月休みの予約が取れた定宿へ向かう。シーズンに1回2回しか行かないのに、でも支配人さんは顔を覚えていてくれていて、「常連さんだから」といろいろ親切にしてくれる。嬉しいもんだなあ…。
で、蔵王には珍しいどピーカンの今日に必死で滑るしかない!と、息子&今回スキーはお休みの奥ちゃんとともに頂上に上がって、樹氷の写真を撮り始めた奥ちゃんといったん別れて、スキー組は滑り降りてゆく。天気はいいけど雪が少なくてところどころガリガリで、ちょっと怖かったりして…(特にザンゲ坂)。
もう暗くなってリフトが止まるまで滑ったら、宿に帰って温泉に浸かって(これがまた良いのよね、蔵王は…)、お楽しみの夕食の時間。メニューはこんな感じ。

先付
カスベ煮凍りともって菊お浸し 針生姜
前菜
細竹味噌 菜の花とズワイガニオーロラソース 牡蠣ベーコン串 海老とレンコンの芋すし
お造り
サーモン 帆立貝柱 鱈昆布〆 妻一式
焼物
カニ甲羅焼き 鯉の甘煮 はじかみ
煮物
真鱈桜花巻き 南瓜 結びぜんまい インゲン
かも鍋
山形牛ビール煮 アスパラ 人参 栗甘露
酢の物
蒸しアワビとアン肝の辛子酢味噌 胡瓜 ラディッシュ
お椀
たら汁 せり 岩のり
香の物
青菜漬け さくらんぼ漬け
デザート
キャラメルプリン メロン

正月だし、とっときのもの飲もう、といろいろ酒持って来たけど、一日くらいは出してくれる酒飲もうぜ、と、お供に男山のお銚子でちびちびやりつついただく。
俺ら酒飲みには非常に嬉しいおかず類だけど、さすがにこの手の和食旅館夕ごはんには息子は苦戦気味。まあ仕方ねえよなあ、俺も大学生になるくらいまで、和食ってちっとも美味しいと思わなかったもんなあ。
しっかし、こういう米どころに来ちゃうと、ごはんが美味しくてつい食べ過ぎちゃうんだよなあ。うちの米だって相当いいもの使ってると思うんだけど、米だけじゃなくてやっぱり水もいいんだろうなあ。今日は息子が食べきれなかったおかずにも手を伸ばしていたのでお代わりしなかったけど、ごはんが空になったところで支配人さんがそそそと寄ってきて「お代わりは?」と聞いてきたのには、そんな形で覚えてんのか、と苦笑い。

ぶへー、食った食った…と部屋に帰ったはずなのに、3時間位したら部屋でつまみを並べて泡盛(瑞泉10年古酒おもろ)なんか飲み始めてるのは何故なのでしょうか奥様。いや飲みますけれども。嬉しいですけれども。