分解ワークショップ

腹ごしらえを終えたら、分解ワークショップに出席すべくソニーエクスプローラーサイエンスへ。このプログラム、井深大さんが「科学に興味を持つ子供に」と始めた、ソニーサイエンスプログラムの一貫、ということだそうな。
今回は記念すべき第20回で、初めて「(通常は会場側で分解する製品をご用意しますが)ご自宅からソニー製品をご持参下さい」という枠が作られたとのこと。まんまとその枠で当選したので、89年製のドデカホーンを持参でいそいそ出かけてゆく(重かった…)。
24組の親子に、18人の「博士」(メインスピーカーの金子金次さん(ソニーOB)以外は全員現役のエンジニア!)が来てくれていて、分解に際していろいろ助言をくれるという、なんとも豪華なワークショップ。会場側に用意されていたのは、ノートPC、ボードPC、ビデオカメラ、HDDレコーダーなど、エレクトロニクス系の製品が多かったけど(全部本社から提供された完全動作品とのこと!)、「やっぱ分解するならメカトロものよー!」と持ち込んだドデカホーンが想像以上に技術者さんたちのツボに入ったようで、みんなワクテカ顔で寄ってきてくれる。中には、他の製品から取り出したフレキ配線持ってきて、ドデカホーンに入っている導線(ビニールカバーされた例のアレな)と見比べつつ息子にいろいろ解説してくれる博士とか、普段はDVDとかの仕事をされている方で、CDユニットからレーザー取り出して「でもこれは赤外線レーザーだから目に見えないんです」とか解説くれる博士とか、教える側も楽しそう。最後に、ドデカホーンの心臓部でもある、ユニット裏のウーハー(ボール紙の筒!)を取り出したところで、ほぼ時間切れ。おおー、だいたい全部分解できたなー。
にしても、何度も「…お父さん、手際いいですねー」と感心されちゃうくらい自分も夢中になって分解しちゃったい(笑) 同世代の司会者さんに「ああー!ドデカホーンだあ!ぼくこれ欲しかったんですよ!名機ですよね!」とか喜ばれちゃったりとかして、重いもん抱えて持っていって良かったなー、みたいな。
軍手してたのに真っ黒になってしまった手をしっかり洗って、今日はおしまい。はて、これは息子君用のイベントではなかったか…?(←もちろん息子と二人がかりで分解していたので、彼も楽しんでいた訳ですが)。

ついしん。

第15回のレポート(impressのrobot watch)を見てると、ネジ160本は2時間じゃ無理という話になってるけど…俺と息子、二人がかりで、1時間半ほどで220本強のネジを外しましたよ?(笑)